80+120+100 をどのように考えますか?
単純な計算ですが、「求め方」は様々あります。
ある生徒が、問題に何気なく出てきた80、120、100といった数字を見て
「先生、これ全部合わせたら300やね」という話をふってくれました。
「足し算をしなさい」という問題ではなく、ただ一覧表に出てきた3つの数を見て
「300」という答えを出してくれました。
以下、そんな生徒がしてくれた「解き方の説明」です。
120を、100と20に分ける。
80と20を足して100。
100(足した分)と100(分けた残り)を足して200。
式の最後の100を足して300。
この解説をしてくれたのは、1年生です。
算数に親しんでくれており、普段から計算も速いのですが
聞いていた私自身、この方法には感心しました。
その子の力であれば、「80+120=?」と聞かれたら「200」と即答できます。
それくらい計算上手な子なのですが、
あえて「分けて考えた」ところに大変興味を持ちました。
実際のところ、彼が「分けた」理由まではわかりません。
ふと目に入った80と120を見て「あ、20が隠れてる…80と20…100だなあ」と考えたのか、
「前から足す、以外で何かないかな?」と考えたのか、
きっかけは謎に包まれています。
しかし、「前から足す」力があるのに「工夫して計算してみた」こと、
それを「自ら解説してくれる」ことが何より嬉しく、驚きました。
その生徒は普段もよく答えや考えを発表してくれて、
大抵「どうやって考えたかというと〜」というセリフが続きます。
お喋りが好きだから、算数が好きだから、理由は色々あるでしょう。
どんな理由でも、こうして自ら表現してくれるその姿勢を
講師として大変喜ばしく思います。
そんな田宮校では、通ってくれているみんなが「何かの頑張り屋さん」です!
「図を描いて解くのが上手な子」
「細かい計算記録を残して着実に正解へたどり着く子」
「文章で書いて説明できる子」
「長〜い式も丁寧に崩さず書く子」などなど。
私自身、「何かを頑張っている子どもの姿を捉える人」として…
頑張ります!
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