2年生と旅人算

前回の更新でお伝えした問題について、

今回は2年生の皆さんがどのように考えたのかをお伝えしたいと思います。

 

【前回の問題】

Aさんは1分間に80メートルの速さで進みます。

Bさんは1分間に30メートルの速さで進みます。

2人は今、150メートル離れています。

2人で同時に出発し、AさんがBさんを追いかけた時、

Aさんは何分後にBさんに追いつくでしょうか?

 

【図】

Aさん                  進む方向→                      Bさん

 ★————————————————————-☆

 

解き方① 表を書いてみる

→Aさんを基準にして、距離を順々に出していきます。

時間         0分     1分      2分        3分

Aさんの距離           0         80    160       240

Bさんの距離        150       180         210      240

2人の距離の差   150     100          50    0

よって、2人が出会うのは3分後

 

解き方② 式と言葉で表してみる

→2人の速さのちがいに注目して式を立てます。

 

(式)80-30=50 ・・・2人は1分で50mずつ距離が縮まる

今、2人は150メートル離れている

50+50+50=150(または50×3=150) 50mが3回で150m

よって、2人が出会うのは3分後

 

どちらか片方でも〇ですし、両方書いてくれた場合も〇としました。

 

ただ、これをいきなり解明できたわけではありません。

ここにたどり着くまでに、子どもたち一人ひとりが色々と考えながら

進めてくれました。

 

また、どちらの解き方も便利な点・難しい点 どちらも存在します。

表で表すとなると、数が大きくなればなるほど丁寧な書き込みが必要になります。

式で表すとなると、必要な情報をきちんと見分けて正確に書く必要があります。

 

どちらにしても、「進むと距離はどうなる?」「2人の違いはどこにある?」

といった様々なとっかかりから、最後の答えを出すまでに

色々と考えを巡らせてくれればまずは大丈夫です。

 

玉井式テキストでは、この問題を文章や図で少しずつ理解していき

宿題用テキストで更に練習する、といった形になっています。

今すぐにつかめなくても大丈夫です。

類似問題は今後再び登場するので、まずは「楽しんで」解いてもらえたらと思います。

 

2年生クラスの皆さん、頑張ってくれてありがとう!

また色々な考え方を見つけて、教えてくださいね。

 

年長さんから小3生まで!徳島で「イメージング力」を高めるなら、
伸学舎キッズ田宮校 088-679-1419
伸学舎グループ本部事務センター 088-669-6319